2013年4月27日土曜日

(47)言葉















松下幸之助に学ぶ
「運を強くする言葉」

—自分の力だけで生きている人は一人もいません。
生きる上で欠かせない水や空気、食べ物などすべて
天与のもの。また仕事や家庭も他の助力がなくては
成り立たないでしょう。私たちは多くのものや力の
お陰で生きているのです—

・お互いに温かい寛容の心を持って接し合うことが
この世の中を明るく暮らすために一番大事なこと。

・偉い人ほど世の中がよく分かり、世の偉大さというものが
わかるから謙虚な気持ちになってくる。

・誇りが増長して他を蔑視するようなことがあっては
既に破滅の一歩である。

・叱ってくれる人をもつことは大きな幸福である。

・孝心の厚い人は、どこでどんな仕事に携わっても
おそらく間違いのない人である。

・心の豊かさというものは、お互いの心一つで即座に
生み出すことができる。
—人間関係にあって大切なのは、礼節、謙譲、感謝、さらに
自他相愛の精神など、いずれも自分の決意次第で高めることが
できるものばかり。それらが人と人との温かな交わりを生み、
人の心を豊かで幸せに満ちたものにするのです—

・あれも大事なればこれも大事である。
あの考えにも一理あれば、この考えにも一理がある。

・知らないことは尋ねること。
たとえ分かっていること思うことでも、
人にきいてみることである。

・ほんのちょっとした物事にもありがた味を見出す
ことができれば、それは大きな力になろう。

・喜びを知る人というのは、非常に幸せな人だ。

・過ぎたる自己主張は、混乱を招くもの以外の
なにものでもない。

・人生の折々に多くの指導や助言、協力を頂いたことが
今日の僕をあらしめている。

・「ありがとう」「お陰さまで」の一言が、
どれほどの人の心を豊かにしていることか。

・人間すべてが自己のことばかり考えていたのでは、
いらざる対立や争いが生じ、社会は混乱してしまう。

・どんな物にも、それをつくった人の魂がこもっており、
それだけ高い価値を持っている。

・お互いに不安や怒りで心が暗くなったとき、
感謝の心を忘れていないか自問自答してみる。

・よく考えてみると、幸、不幸の両面があるという
ことが、結局は幸福なのかもしれません。

・ほめられればれしくもあり、自信もつく。
意欲も起こって、成長への励みともなる。

・人間は本来互いに許し合い、むつみ合って、
ともに幸せになっていくのが原則ではないか。

・立場立場で、まず人の和ということを考えなければ
ならない。そうして衆知も活かすことができる。

・お互いに、縁あってこの世に生まれてきた。
そして、縁あっていろいろの人とつながりを持っている。

・人間は疑いの気持ちで接すれば、そのように反応し、
信頼の気持ちで接すれば、そのように反応する。

・競争の激しさのあまり、憎しみやねたみを根にもって
はならない。根本は社会の繁栄にある。
—ライバルに対して時に憎しみやねたみなどの感情を抱いて
しまうのも人間の一面です。とはいえ、切磋琢磨できるそう
した相手がいてはじめて自分の成長があります。ライバル
がいてくれることに、心から感謝したいものです—

・助け助けられながら生きねばならぬこの世の中である。
人の心がさばくの如く荒れ果ててはたまらない。

・自分一人だけの幸福というものはあり得ない。
幸福は、もともとみんなにつながっている。

2013年4月7日日曜日

【本】先送りせずすぐやる人に変わる方法

















2013(9冊目)
先送りせずすぐやる人に代わる方法
<佐々木正悟・中経出版>


・優先度を比較する前に動き始めてしまう。

・大切なのは「現状」よりも「先読み」すること。

・やる事をすぐに実行できるところまで分解する
すぐできないとき漠然と思い描くのではなく、分解していって、
すぐできることを探してみてください。

・とにかく夢をできるだけ分解していくことです。
そうすれば、おのずとすぐやることが明らかになるはずです。
夢を紙に書いただけで満足していては、
何もしていないことと同じなのです。

・このように「最初の一歩」を踏み出すための作業を「誘導タスク」
といいます。そして自分がやりにくいと思う作業いは「誘導タスク」
を仕掛けられないか工夫してみると良いでしょう。

・すぐやる人はモノが少ない
モノの多すぎる時代なので「保存すること」の価値は低くなっています。
分け隔てなく何でも取っておく人には逆に不利な時代なのです。
これは「すぐやる」ことと深く関係しています。
すぐやれないというのは、すべきことを選択できていないということです。

・結果を気にしない
筋トレだって、ダイエットだって、英語学習だって、すぐに効果が出る
わけではありません。効果にフォーカスしてしまうと、すぐに挫折して
しまいます。そうではなくて「数」にフォーカスする。何キロやせる、
ではなく、何キロ走る。腹筋が割れるようにするのではなくて、
毎日100回腹筋運動をする。結果にこだわると次の一歩が出なく
なる恐れがあるのです。

・リスクを減らす
…電話をした後の自分のメリットの大きさを考えてみるのも効果的です。
電話をしたらスッキリする、アポが取れる、などの電話後の楽しみを考
えると電話しやすくなります。

・タスクリストの構造化をする
タスクリストの構造化とは、作業の順番や段取りをハッキリさせる
ということです。仕事を正しくすぐにやるために、まず構造化、
階層化してみましょう。

・現状維持をしながら動く
…現状からの変化を小さいものにするというわけです。
一気にかわることができないのであれば、
少しでも「変える」ことが重要です。

・「そもそも」を考える
より根源的なモチベーションを発見していきながら動くことが
成功の秘訣なのです。
※モチベーションの根源

・「すぐやろう!」ではなく「まず準備しよう!」という意識に
切り替えてみるといいでしょう。→スタンバイ状態をつくる

・…メールに限らず完璧主義になってしまうと最初の一歩が
なかなか踏み出せなくなります。完璧は追求しだすとキリが
ありませんし、特にメールなど相手があるものは、正解などないに
等しいので、できる範囲でベターな選択をするべきでしょう。

・動いていることを示さないと相手にとっては
何もしていないことと同じ。
…見えない仕事はやっていないことと同じなのです。
完璧を目指しすぎてなかなか形にならない人は、
相手から見ればゼロに等しい。
やっていないことと同じと、とらえられてしまいますから、
注意しましょう。

・すぐやる人は肩の力が抜けている。

・仕事から脱線するような選好逆転を遠ざけて、
仕事に取り組めるような選好逆転をつくり出すということです。
具体的にはノートパソコンにやるべきことを書いた紙を
はさんでおく→朝に何も考えていなくても、ノートパソコンの
メモを見れば書いていあることを始めるという可能性が高く
なります。

・ブラウザではなく仕事のフォルダーを開く

・「減らす技術」(ディスカバー21)でも、やりたい
ことを3つに絞ることを推奨しています。
人生は長いといえども有限です。やらないことを決めることで、
やれるようになる、ということも覚えておいてください。

・とにかく脱線することを避けて、一つのことだけをやる。
そのための環境を考えることです。

・すぐやれないというのは、すぐやる決定(決心)ができて
いないからなのです。

・デスクトップにアイコンがずらっと並んでいたり、
資料が机の上に色々あったりすると「仕事をした気」に
なります。それが危険なのです。まわりからも仕事をして
いるように見える。でも実際は頭の中は混乱していて、
肝心の仕事はいっこうに進んでいないということが
起こってしまうのです。

・実行までのハードルを下げる

・脳には自分のカラダの状態を自分で見て、
カラダの状態を知るという働きがあります。
「自分は元気だよ」「やる気に満ちあふれているよ」という
ことを視覚を通して教えてあげると、脳はそのように
認識します。何となく何もする気が起きないというネガティブ
なときは、鏡の前で、まず上を向いたり、胸をはってみたりす
るとポジティブになれるかもしれません。

なかなかやらない人→危機好きのタイプ→追い込まれた時の
活性状態がモチベーションになっている。
=作業を一気に片付けた後の爽快感や達成感を脳が覚えている
からです。リスク特有の心理的覚醒感がクセになるのです。
これは中毒とか依存めいたところがあるため厄介です。

・仕事をためずに「すぐやる!」
→仕事をためる量を少しずつ減らす。

・デッドラインがないとできない人は、自分の部屋の掃除ができない
→掃除に明確なデッドラインがないから。
デットラインがないとできないというのは、過度に「他人志向」的
ということでもあります。
デッドラインに依存しているということは、他人に依存している
ということです。
他人の力を借りずに「すぐやる」ためには、自分で設定したデッド
ラインでできたという経験を多く持つことです。この自己実現経験
を積んでいけばいいのです。小さなことからでいいので、自分で
デッドラインを設定して、それをクリアしていきましょう。

・言い訳しない!!
言い訳を続けていると、自己暗示が強化され、抜け出せなくなる。
何かを始めるときにすぐやれない理由を並べ立てて、すぐやれない
人に結果的になっている人も多くいます。
「すぐやれない人」というレッテルを自分ではっているのです。

・「すぐやったこと」で快感を得てきたことの多い人は、
すぐやる人になります。
すぐやることでいい気分を味わうという経験を増やしていくことが
重要になるのです。

・自分は「すぐやる人だ」と決める
こうしたセルフイメージは人の行動に大きな影響を及ぼします。

★自分はすぐやれるんだ!と思い込む。そして小さなことからで
いいので、少しずつ実践していくことです。経費精算だけは、
誰よりも早くすませる。毎朝のジョギングだけはパッと起きて
始める。ランチのメニューをさっときめる、というところから
始めてみてもいいかもしれません。
…あなたはいまこの瞬間から「すぐやる人」です。

・すぐやるには→音楽を聴くなどして覚醒レベルをあげ→一つの
作業に集中する。

・「楽しい」と思ってやる!!→タスクへのアンカリング
やること=楽しい…といった具合に、タスクと心理状態とを
結びつけること(アンカリング)。

・多すぎる作業量、不安、完璧主義など、色々な要素が絡み合って、
仕事は先送りされてしまいます。中でも「成功への期待と失敗への
恐怖(その葛藤)」は仕事をすぐにやれない大きな原因。

・やりたくない理由の中で、最大のものを書き出してみる。
すぐやれないのであれば、「すぐやれない理由は何だろう」と
立ち止まって考えて見てください。おのずと答えは見えてくる
はずです。

★なぜ「すぐやれない」のかを分析する
すぐやれない大きな理由4つ
1)選択できていない→やることを一つに絞る
2)決定できていない→きちんと選択し、やる!と決心する
3)準備でいていない→すぐやるための準備が不可欠
4)実行できていない→実行できてないのは1)〜3)のどの
  段階でひっかかっているかを分析する

★すぐやれるかどうか?→すぐやったことで快楽を得られるかどうか?
「行動・動作」→→→「快楽・ごほうび」

・タスクは何も考えず上から順番に一つひとつ丁寧につぶしていきます。
=タスクを付箋書く(付箋だと並び替えが可能)



(46)言葉















自分に対してやめるべき30の事柄

1.自分にふさわしくない人たちと過ごすのをやめなさい。

2.自分の問題から逃げるのをやめなさい。

3.自分に嘘をつくのをやめなさい。

4.自分にとって大事な事を後回しにするのをやめなさい。

5.自分以外の誰かになろうとするのをやめなさい。

6,過去にしがみつくのをやめなさい。

7.ミスをするのを恐れることをやめなさい。

8.過去の間違いについて自分を非難するのをやめなさい。

9.幸福をお金で手に入れようとするのをやめなさい。

10.自分が幸せになるためだけに誰かを
   求めるのをやめなさい。

11.意味もなく怠けるのをやめなさい。

12.まだ準備ができていないと考えるのをやめなさい。

13.不適切な動機で人と関わるのをやめなさい。

14.過去にうまくいかなかったからという理由で
   新しい人間関係を拒絶するのをやめなさい。

15.他人と競争するのをやめなさい。

16.誰かに嫉妬するのをやめなさい。

17.泣きごとを言ったりいじけるのをやめなさい。

18.根に持つのをやめなさい。

19.自分より低い誰かのレベルに合わせるのをやめなさい。

20.誰かに自分のことを説明して
   時間を浪費するのをやめなさい。

21.休憩なしで同じ事を何度もするのをやめなさい。

22.なにげないひとときの美しさを見落とすのをやめなさい。

23.完璧にやろうとするのをやめなさい。

24.安易な道を選ぶのをやめなさい。

25.物事がうまくいっていないときに
   問題ないふりをするのをやめなさい。

26.自分の苦しみを誰かのせいにするのをやめなさい。

27.八方美人になるのをやめなさい。

28.心配しすぎるのをやめなさい。

29.起きて欲しくないことに焦点を合わせるのをやめなさい。
  (起きて欲しいことに集中しなさい)

30.感謝の念を持たないのをやめなさい。

(45)言葉














『忙しい人』と『仕事ができる人』の違い

1.『忙しい人』は「忙しい」と周りに言えば、
「カッコイイ、頑張っている」と他人が評価してくれると思っている。
『仕事ができる人』は「忙しい」と周りに言うことは、
「無能の証明」だと思っている。

2.『忙しい人』は終了時間への認識が甘い。
(なんとなく終わったらいいな~的な)
『仕事ができる人』は絶対にここまでに終わらせる
というスケジュール意識が強い。

3.『忙しい人』は、納期意識がギリギリ。
(納期寸前で作業にとりかかるので、
その仕事のみに集中してしまうために効率が悪い。)
『仕事ができる人』は前倒し。
(納期より随分前から作業に取りかかるので、
2つ以上の仕事を同時並行処理したりする
効率の良い仕事の仕方ができる。)

4.『忙しい人』はせっかくスケジュールを作っても、
緊急事態・トラブルで乱れっぱなし。
『仕事ができる人』は緊急事態・トラブルでスケジュールが
乱される事がほとんどない。

5.『忙しい人』はいきなり仕事にとりかかり、
仕事完了に近くなった時点で
「仕事の目的と最終完成物」を考える。
『仕事ができる人』は仕事の始めに
「仕事の目的と最終完成物」を明確にして
仕事にとりかかる。

6.『忙しい人』はプライベートの時間を
「とれたらいいな」的にしか考えていない。
『仕事ができる人』はプライベートの時間は
「絶対にとる」と最優先的に考え、
その時間をホントに大切にする。

7.『忙しい人』は相手の期待よりちょっと
低い仕事を行い、手直しで時間をとられる。
その為に誉められる事も少なく、
モチベーションも上がらない。
『仕事ができる人』は相手の期待を少し上回る形の
仕事を行うので、手直しがほとんどない。
そのためお客様や上司から誉められる事も多く、
モチベーションもアップしていく。

8.『忙しい人』はホントはやらなくてよい仕事を
たくさん抱えている。断るという事が苦手。
『仕事ができる人』は自分しかできない仕事が中心。
頼まれた仕事を断る事ができる。

9.『忙しい人』は仕事にとりかかって、段取りを考える。
『仕事ができる人』は段取りを考えて、仕事にとりかかる。

10.『忙しい人』は段取りを考える時間を
短時間で済まそうとする。
『仕事ができる人』は段取りを考える時間を
十二分にとる。

11.『忙しい人』は根回しがヘタ。
仕事が完成した後に関係者から異議がでて、
トラブルシューティングに奔走する。
『仕事ができる人』は根回し上手。
仕事を始める前に重要な関係者をリストアップし、
根回しを完了させる。
仕事完了後に関係者からの異論はほとんど出ない。

12.『忙しい人』の優先順位は納期期限が中心。
納期が迫っているモノが優先順位が高い仕事になっている。
『仕事ができる人』の優先順位は仕事の効率と
その仕事の目標への寄与・貢献度。

13.『忙しい人』は集中できる環境を作る事ができない。
電話や誰かが話しかけてきて作業の邪魔をするために、
同じ事を何度も考えないといけない。
『仕事ができる人』は集中できる環境を作る事ができる。
誰も思考や作業を邪魔しない環境を作る事ができる。

14.『忙しい人』は携帯電話にかける数より、
かかってくる本数が多い。
『仕事ができる人』は携帯電話にかける数の方が多い。
携帯電話にかかってきて仕事を中断させられる事態を、
先手を打つ事で防いでいる。

15.『忙しい人』は自分が他人に頼んだ事を忘れている。
頼んだ相手も頼まれた仕事を忘れており、
それがトラブルを生み出す。
『仕事ができる人』は自分が他人に頼んだ仕事は
決して忘れない。時折チェックも入れるので、
相手も忘れることができない。

16.『忙しい人』は他人に事を頼むのがヘタ。
依頼する際の打合せがヘタなために
完成物を自分で手直しするのに時間がとられる。
(人に頼まずに自分でやった方が速いといった事になる)
『仕事ができる人』は他人に事を頼むのが上手。
依頼する際の打合せで詳細にイメージ合わせをするために、
完成物の手直しなどがほとんど発生しない。

17.『忙しい人』は学習する時間をとれていない。
いつまでも同じやり方で仕事をしている。
『仕事ができる人』はどんなに忙しい時でも
学習時間の確保を行っている。
学んだ知識をもとにもっと効率的な仕事のやり方を求めて、
いつもチャレンジをしている。

18.『忙しい人』は同じような仕事でも、
イチイチ考えながら仕事をしている。
『仕事ができる人』は同じような仕事が発生したら、
考える事なく、仕事ができる仕組みを作り上げている。

19.『忙しい人』は運動などにも時間がとれなかったり、
睡眠不足で仕事をしてしまう。時には徹夜も。
そのため体調不良をおこしたり、
身体に無理して仕事をしてしまう。
それが原因のミスも生まれたりしてしまう。
体調によりモチベーションも不安定になる。
『仕事ができる人』は適切な運動を定期的に行い、
十分な睡眠をとり仕事を行う。
体調不良によるミス、集中力欠如によるミスは少なく、
常に安定したモチベーションを維持している。

20.『忙しい人』は「忙しい状態」を
甘んじて受け入れてしまっている。
『仕事ができる人』は「忙しい状態」事は絶対にイヤ。
受け入れる事ができないと思っている。

作者: 小林英二