2013年3月31日日曜日

【本】お金という人生の呪縛について

















お金という人生の呪縛について
<松本大・幻冬舎>

・世の中にはお金を稼がなくても、自分のやりたいこと
が何でもできる人や、欲しいものを手に入れられる人がいます。
自分でお金を稼いでも、誰からお金をもらっても、
同じお金だからです。

・健康だから仕事ができる。よく食べ、よく飲み、よく代謝する

・眠る力こそ、労働者、アスリートの重要能力
 —眠ることは健康の基本であると同時に、
  仕事をするうえでのパフォーマンス発揮の基礎です—

・お金は稼ぎ方だけでなく、使い方が問題。人が喜ぶように
使いたい。
…新人のときは、いい仕事をするためにお金の使い方を
考えました。人の能力はそれほど違わないと思っていますから、
仕事の時間の長い方が勝ちます。とにかく仕事の時間が沢山
とれるところに住もうと思い、会社から近い東麻布のアパート
を借りました。ここなら会社の誰よりも早く会社に行けて、
誰よりも遅くまで会社に残っていられます。
…私はお金は人が喜ぶように使いたいと思います。
たとえば友人に美味しいものを持っていけば、これは
喜ばれます。逆に人が喜ばないよう使い方はつまらない。
何のために使ったのだろうかと思います。

・目標とする人はいない。比べる相手は過去の自分
…私には目標とする経営者はいませんし、経営者の自伝も
読んだことがありません。自分は自分でしかなく、ほかの
誰にもなり得ないのです。他人を目標に掲げて自分と比較
すること自体に無理があると思います。
比べるのであれば他人ではなく、過去の自分です。
昨日の自分、1年前の自分、3年前の自分、5年前の自分と
比べて、今の自分は仕事により熱中しているだろうか、
より習熟しているだろうかと考えるのです。

・自分は自分でしかない。自己否定せず、社会的動物として
歩き続ける。
…誰かに裏切られてもその人を責める気にはなりませんし、
かと言って、自分を正当化するために言い訳をする気にも
なりません。自分は自分でしかないのだ。自分を変えられる
わけではない。そう思って歩くだけです。人生は一度しか
ありません。私たちは社会に生かされています。自己否定し
てしまっては、私は社会的動物として世の中に何も貢献
できません。私は社会に対する自分の効用を大きくするために
歩き続けます。

・勝負は勝つだけでなく、引き際が重要
…勝負事は勝つだけでは足りず、勝ったところでやめ、
その場から離れ、かつそこに戻らないことが重要なのです。
…私たちは幽体離脱するようにして、高く離れたところから
俯瞰する感覚や目を持ち、止め時や引き際を見極めることが
大切だと私も常に意識しています。

・自分の分身、子どもであるお金を世界に送り出す。
…たくさんの選択肢のうち、どこに投資するか。
それは「資金は自分の分身である」もしくは、
「資金は自分の子どもである」と考えてみるといいでしょう。
自分の子どもを気になる国、業界、会社に送り出してやるのです。
資金を自分の「分身」「子ども」と思うことが、お金に働いて
もらう仕組みづくりの第一歩です。

・メッセージは絶対分かってもらうつもりで話す。
…絶対にわかってもらうつもりで話さないとダメだよ。
そのつもりで話してもわかってもらえないことは多いのだから。
もう一点、メッセージを伝える上で重要なのは、主役は相手
であるということです。顔を見てわかっていないなと感じたら、
話し方を変える必要もあります。相手がわかっているかどうか
を確認しながら伝えなければいけません。だから話しっぱなし、
書きっぱなしというメッセージは考えられません。メッセージは
双方向のコミュニケーションの一つだと心得るべきでしょう。

・仕事は慣れたことをやるのが一番
…今の仕事をどんどん深掘りしていけばやることは、
いくらでもあります。そして限られたフィールドで
仕事をしていけば、その仕事で経験を積み、経験から学び
知恵に変えていくことができ、成功する確率が高まっていきます。

・悩んだり、考えたりしてもキリがない。
 そこに仕事があるのだ
…人は「仕事が好きかどうか」とか「やりがいがあるのだろうか」
と真剣に悩み始めると、どんどん悪循環に陥ってしまいます。
そして仕事が手につかなくなります。悩んだり考えてもキリがないのです。
ならば、仕事は登山のようなものだと思ってしまいましょう。
その仕事が好きだからやっているとか、この仕事はやりがいがあるから
やっているという考え方はいったん捨てて「そこに仕事があるから」
仕事をするんだと割り切ってしまうのです。

・限られた時間のアイデアだしは、
 意識的に脳内視覚を切り替える
…カテゴリーを大項目→中項目→小項目と絞り込んでいく過程で、
最初は思ってもみなかった意外なテーマに到達するケースがほとんどです。




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