2011年8月19日金曜日

【本】アンチエイジング教室














アンチエイジング教室
<吉川敏一・毎日コミュニケーションズ>

・アンチエイジングというと、どうしても、外見を若く見せるための
秘策と考えている人が多いような気がします。確かに、シワやた
るみなどを改善するという高機能をうたった化粧品を使ったり、
ヒアルロン酸を注入して顔のしわを伸ばすといった“プチ整形”
で、見た目の若返りを狙うことも、ある意味、アンチエイジング
かもしれません。
でも、本当の意味でのアンチエイジングとは、体の外から付け
焼刃的に何かをすることではなく、細胞にダメージを与える
フリーラジカルを取り除いて、細胞を守るということ。
そうすることで病気を防ぎ、老化を遅らせようとするものです。
いってみれば、体の内側からのアプローチということなんですね。

・体の内側が若い人は、外見も若く見えるはずです。
フリーラジカルを取り除くことは、細胞の老化を防ぐこと。
肌だって、体型を左右する筋肉だって細胞からできています。
細胞の老化を防ぐことは、肌にハリやツヤを保つことにも
なりますし、筋肉の低下を防いで若々しいボディラインを保つ
ことにもつながるのです。
体の内側をアンチエイジングすれば、見た目も若くなることが
おわかりいただけたでしょうか。5年後、10年後を見据え、今日
からさっそく取り組んでみてください。

・食べすぎが老化を促進する
沢山食べるということは、一見、健康的にも思えます。
でも、必要以上に食べることの弊害は沢山あります。
アンチエイジングの観点からも、食べすぎは加齢を早め、
健康寿命を短くするという報告があります。
過食→老化につながる

・私は常日頃から「健康は水と同じでタダじゃないよ」と
言っています。「健康を維持するにはお金が必要」とも言うの
ですが、旅行や温泉やエステの費用もそのうちです。
“健康を維持する”ことは“若々しさをキープする”こと。
つまりアンチエイジングにはお金がかかるということです。
極端な話、洋服なんか汚くても構わない。
洋服にお金をかけるよりも、自分の健康にお金をかけて
欲しいものです。

・今、アンチエイジング医学への期待は高まっています。
「いつまでも若々しくいたい」という、人々の願いからばかりか、
老化を食い止め、さまざまな病気を未然に防ぐことで、莫大な
医療費を削減できるという期待が込められているのです。

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