2011年8月15日月曜日

【本】長生きする食 早死にする食


















長生きする食 早痔にする食
—医学の常識は、「体」の非常識—
<高田明和・経済界>


◎感想…著者は何でも万遍なく食べることの大切さ&
   情報のもつ一面だけを信じない…って
   ことを強調されているんだと思います。


・肉食の大切さ
うつの原因の一つであるセロトニン減少を、
肉に多いトリプトファンが防ぐ
幸福物質アナンダマイドは、肉に多いアラキドン酸から
つくられる

・コレステロールの大切さ
コレステロール不足はうつやボケを招く
HLDコレステロールは特に不足に注意する

・太っていなくても糖尿病になるケースに要注意

・GNH=Gross National Happiness:国民総幸福量

・1980 年当時の農政審議会から、世界的にも高く評価
されている健康的な日本型食生活がくずれないようにと、
八ヶ条の提言が行われました。
①カロリー量のとりすぎを避け、適正な体重の維持に
努めること
②多様な食物をバランス良く食べること
③お米の基本食糧としての役割と、その意味を認識すること
④牛乳の摂取を心がけること
⑤脂肪、特に動物性脂肪のとりすぎに注意すること
⑥塩や砂糖のとりすぎには注意すること
⑦緑黄色野菜や海草の摂取を心がけること
⑧朝食をしかりとること

・数字はあくまでガイドライン
多数の人を管理するには、数字が必要なことはわかります。
しかし、一人の個人としてはあくまでも目安値、参考値
として受け止めればよいのです。
一人々性格や人間性が異なるように、体格も体質も
それぞれです。すべての栄養素についても、感受性が
異なります。同じ塩分をとっても、体の反応は一人々
異なるのです。洋服や靴にサイズがあるように、摂取の
適正量も人によって違います。
その微妙な適正量は医師にも正確にはわかりません。
一人々が感得するものといえるかもしれません。

参考値や参考書籍を一種のガイドラインとして受け止め、
最終的な健康管理は、自分の感度で行うほかないと
思います。もちろん、定期健康診断や人間ドックの受診
などで、感度が正しいかどうかをチェックし、軌道修正
を行うことを欠かしてはいけません。

健康に関しても、行き方についても、現在、求められる
のは、バランス感覚を取り戻すことだと藻イます。

これまでの栄養学は高齢期まで元気で健康に生きることに
関しては経験不足ですから、一人ひとりの感度が益々
重要になっていくのです。脳をいつまでも元気に保つ
ことを考えに入れた食生活で、人生90年時代を楽しんで
頂きたいと思っています。


0 件のコメント: