<吉田晃敏・講談社>
旭川医科大学教授の吉田先生取り組まれてきた遠隔医療の変遷について詳しく書かれています。病院へのアクセスが本土よりも制限されている北海道において、どこに住んでいても最高の医療が受けられる、そんな医療格差のない社会をめざす先生の思いがあふれた内容だと思います。
「はじめに」に書かれていた「…さまざまな抵抗に遭うことになります。出る杭は打たれるどころか抜かる状態を経験しました。私は杭は打たれたとしても、抜かれないようにさえすればよいのだと必死でした。そんな私に勇気とパワーを与えてくれたのは、ほかならぬ一人ひとりの患者さんやその家族からの温かい感謝の言葉でした」という文章が心に残りました。
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