2011年3月25日金曜日

日本メンタルヘルス協会セミナー(Basic Course)











<体験:よい人間関係を築く心理学>
キーワード
・引き下げの心理
・Double Bind
・悩んでいる時は成長する時→悩みとは「人生の宿題」
・無知の知
・まだ来てないことを心配する人→「今」を生きていない。
・交流分析(CP:Critical Parent NP:Nurturing Parent)
・嫌いな人が多いという人→実はその人自身、自分の中に
 嫌いな面が沢山ある。
・知らないこと、学ばないことは「罪」

<第1回:聴き方、秘密のテクニック>
カールロジャーズ→聴くことを重視(ロジャリアン)
Non Dire=None Directive Listening 非指示的な聴き方

相手が悩んで居る時
コミュニケーションの障害となる12の例
1)命令 指示
2)注意 脅迫
3)訓戒 説教
4)忠告 解決策の提案
5)講義
6)批判 反対 避難
7)賞賛 同意 評価
8)悪口を言う バカにする
9)解釈 診断 分析
10)激励 理解 同情
11)さぐる 質問 尋問
12)ごまかす 注意を他にそらす 笑いにまぎらす
   ↓
Type 1 芸能記者質問型
Type 2 過保護同意型
Type 3 おせっかい助言型
Type 4 冷静な学者型
Type 5 うるさい説教型
Type 6 ノー天気なごまかし型

◎Passive Listning→沈黙 相づち 想いを引き出す
  それについて話してみませんか?
  それについて、もっと知りたいのですが
  あなたはそれについて、どう想っていますか?
  これについては、あたの方にも何か言いたいことがありそうですね。
  あなたの大事なことのようですね。
  その辺をもう少し詳しく話してみませんか?
  もう少し言いたいことがあるのではないですか?

※Passive Listiningの限界
・具体的な言葉がほとんどあいので、相手は物足りなくなる
・本当に相手の言うことを理解しているか、相手によくわからない
・相手の言ったことや、相手自身を受けているかどうか?相手が確信を
 もてない。
・親密に十分わかり合えることが難しい


◎Active Listning→繰り返す(確認)
         話をまとめる(要約)
          気持ちをくむ(明確化)

・悩みは自分を見つけ、人生を振り返るための絶好のチャンスなのです。
ですから聴き手は解決してはいけない。聴き手が相手を映し出す「鏡」
になることで、相手は自分を見つめるのです。


<第2回:心のストレスを取り去るカラクリ>
・心の問題やトラブルが身体に出てきている「心身症」
・人間の三大本能→性欲・意欲・集団欲
・孤独は病気を引き起こす
・Self Skin Shipの重要性
 自分の本当のサポーター、応援団は…自分自身!!
 I love me....
・最近の若者
 頭良いけど(後頭葉発達)やる気なし(前頭葉発達していない)
 後頭葉:知能の脳、記憶して物事を判断する脳、ICレコーダーの
     ように情報を取り出しできる
 前頭葉:創造性、アイデアの脳、情報と情報を組み合わせて新
     しいものを作り出す脳、自分というものを確立する。

・現代は本能が理性で抑えこまれている。
 本能脳の開放が必要(ストレス発散→好きなことをする)

・「守破離」とは…
稽古を積む課程、すなわち修行における順序を表す言葉で、
独自の境地を拓く道すじとして、師の流儀を習い、励み、
他流をも学ぶことを重視した教え である。

「守」→師に教えられたことを正しく守りつつ修行し、
    それをしっかりと 身につけることをいう。

「破」→師に教えられしっかり身につけたことを
    自らの特性に合うように修行し、
    自らの境地を見つけることをいう。

「離」→これらの段階を通過し、何物にもとらわれない境地をいう。


<第3回:大切な人への心の伝え方>
・相手を審判したり、とがめたりすると相手は頑なに抵抗するか、
心の中で「恨みのパワー」を蓄積する。正しい自己主張とは、
相手の行動を良いとか悪いとかの評価を下さずに、
「自分はどう思う」というように、気持ちをオープンに
表現することです。

・身近な人が悩みを抱えている、その人が身近であればあるほど、
「解決してあげなきゃ!」と思うが、それは相手の気づきや
宿題を奪ってしまうことになる。私たちは相手の悩みを自分の
問題としてしまう。客観性がなくなる。相手と自分がリンク
してしまうことは「要注意!」

・相手を受け入れられる→受容領域
 相手を受け入れられない→非受容領域
 受容ラインは常に揺れ動いている。

・部下は自分とは違う
 同僚は自分とは違う
 子供は自分とは違う
 夫は自分とは違う
 親は自分とは違う
 友達は自分とは違う等々…
「親しき仲にも離別感」→身近な人に対する離別感
 人は自分の思い通りに動かなくて「当たり前」
 身近な人にほど、感謝する、有難いという気持ちを表現する

・腹が立つ→相手に対する期待値が高い
 怒りの前には「こうなって欲しい」という期待がある。
 怒り=期待の裏返し
 ※期待を手放す…

・自己開示=Iメッセージの作り方
 1)行動…相手の行為や出来事を避難がましくなく
      述べる、事実の描写
 2)影響…その行為によって生じる波及効果を伝える
 3)感情…あなたの率直な心情を伝える

<救助のIメッセージ>
「あなたたちにとって大切な話をしている時に、メモを
取らずに聴いているのを見ると、忘れてしまった時には、
どうするのだろう?と心配になるの…」

「私語をしていると、一生懸命勉強しようと思っている
他の人の邪魔になって、その人のモチベーションをダウン
させてしまうことが、私はとても辛いの…」

<感謝のIメッセージ>
私たち人間が他の人に与えることのできる最も素晴らしい
贈り物の一つは、相手の人が自分に与えてくえる喜び、楽しみ、
温かさ、嬉しさなどをその人とともに分かち合うことです。

「昨日は訪ねてくれたので本当に嬉しかった。
少し気分が憂鬱だったから話ができてすっかり気分が晴れたわ」
「あなたが出社した時、明るく“おはようございます”と言ってくれると
気持ちがいいの。今日は仕事が楽しくできそうだわ」
「君のこの絵には青と緑が使ってあるだろう。私の好きな色なの。
見ているととても心が落ち着くわ」
「あなたがこの書類を整理してくれたので、会議に間に合って本当に
良かったわ。ありがとう」
 
<予防のIメッセージ>
「16日に全体会議があります。以前の会議で1班は資料不足で上手に
発表できなくてかわいそうだった。あなたたち3班は事前に資料を
ちゃんと揃えておいた方がうまくいくと思うよ」
「この間、国道ですごい交通事故があったよ。もし大切な教え子だったら
…と思うと、胸が苦しくなりました。車を運転する時にはくれぐれも
スピード違反には注意してくださいね」

・Iメッセージは自分がどうして欲しいのか?
 自分が何にイラついているのかが明確になる。
 Iメッセージは「自分に出合うメッセージ」


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