2009年7月11日土曜日

【本】リーダーになる人に知っておいてほしいこと

<松下幸之助・PHP研究所>

1.物事の本質を見る眼
2.正しさを貫く
3.客観敵に見ること
4.よいことは素直に取り入れる
5.知恵がどんどん湧いてくるコツ
6.敵をほめる
7.知識にふり回されない
8.自分の境遇を受け入れる
9.自分から進んで吸収する
10.運命をかける
11.成功のコツをつかむまでやめない
12.人間の本質を知る
13.その日その日を生きる
14.迷うだけ迷う
15.自然に従う
16.すべてのものが生かされている
17.初心を貫いて生きる
18.心配するために生きている
19.苦労と生きがい
20.仕事の苦労と困難
21.正しい思いは必ず成就する
22.勝つことに対する執念
23.勝つか負けるかわからないときには
24.何事も熱意が基本
25.僥倖を待ってはいけない.
26.一語一句の力
27.進退きわまると人間は強い
28.教訓はいたるところにある
29.簡単な第一歩から始める
30.「宝」をみずから捨てるな
31.「掃除」で政治の要諦をつかむ
32.身にしみてわかる
33.接客の基本
34.人情の機微を知る
35.きょうの仕事を忘れない
36.感動する手紙を書いているか
37.すべてのものが尊く見える
38.自分の力で生み出す
39.知識にとらわれない
40.現実が大事
41.“言い出しべえ”になる
42.おぼろげにわかれば十分
43.自分を使いこなす
44.長所と欠点
45.いつまでもとらわれない
46.自己観照をする
47.お互いに誠実に奉仕しあう
48.和がなければすべてが無となる

・誰の言うことでも一応は素直に聞く。いいなと思ったら素直に取り入れて実行する。人の意見を聞く時は、虚心になって、私心をなくして、素直な心で聞く。そうして他人の知恵才覚を授かる。そのむずかしくないことを、人はなかなかできない。

・考えても答えの出ないものはある。しかし、志のある人は、歩いて尋ねて教えを請い、いずれ答えを出すだろう。自分から進んで学ぶ。教えてくれるなどと思ってはいけない。

・皆さんが、こういうことをやりたいという思いやな、その思いは98パーセント成就する。しかし、思わないことは成就しない。それは無理や。思ったことでもなかなかできないことが多いんやから。けれども、必ずこれはやってみせる、やれるにちがいないという信念があったら、ほとんどかなうということや。思いは必ずかなう。それは、ぼくの人生を振り返ってみても、皆さんに力強く申し上げることができる。—今ほど成功しやすい時代はない。瞬間に成功を得ることができる。もちろん逆もまた然りである。だから、まずは思うこと。それが正しい思いであれば、必ず成就する。成就しないのは、他が悪いのではなく、自分自身に過ちがあると思うべきだ—

・何事も基本となるのは、熱意である。四六時中、頭の中は仕事のことでいっぱいになる。そうなると不思議なもので、新しいことが浮かんでくるものだ。浮かばないとしたら、それは、熱意が足りないことに他ならない。

・随所に縁はある。縁を求めていけば、すべてが自分につらなっていることがわかる。失敗して叱られても、それを「縁」と思える人は強い。

・武士はいずまいを正すこと、つまり「座る」ことが基本だった。仕事にも儀礼がある。挨拶や掃除は、業績とは一見関係がないように思えるけれども、人間としての基本であり、きわめて大切なことである。

・いやだな、つらいなと思っても、やらなければならないことがある。その、いわば「修行」を捨ててしまうのは、みずから「宝」を捨てることになる。

・何事もやる以上は精魂込めて身につくようにやる。すると掃除のような日常のことでも、十年のあいだに格段の差が出るものだ。掃除を究めれば、政治さえもわかるようになる。

—接客の基本は、かゆいところに手が届くような心配りをすることや。宴席での座布団のそろえ方が悪ければ、お客さんが来られる前に自分から直しにいくくらい気をつけないといかん。また会議でも、資料の並べ方、席の配列、すべてお客さんの立場に立ち、本当に喜んでいただけるよう配慮する。おみやげがある場合には、吟味に吟味を重ねて、満足してもらえるものを持って帰ってもらわないといけない。こういう考え方は何も取引先に対してばかりではない。人間と人間の関係は、すべてお得意さんとの関係と見ていい。会社で言えば、経営者にとって従業員もみなお>得意さんや。皆に満足を与えたいという考えをもっていないと、人をお呼びする資格はないな—

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