2012年7月23日月曜日

【本】ゆめみるハワイ














ゆめみるハワイ
<よしもとばなな・世界文化社>

リビングのソファーに横たわり
ハワイの景色を想い出しながら読みました。
あと少し頑張れば、南の島…

・カイマナヒラというのは、つまりダイヤモンドヘッドのことです。

・自分が自分にとってぴったりくる役割の中にすんなりいること。
その中でたったひとり、遅い歩みでも進んでいること。
自分が自分でいるだけ、それ以上の幸せがあるだろうあ。
小説の現場とフラの現場での役割は違っても、自分でいるだけでいい。

なんといっても、この世にそれができるのは自分だけなのだ。
有名でも無名でもどんな状況でも自分を全うするしかできることはない。

だれかを自分を比べてうらやましいと思ったり、
だれかがちゃんとわかってくれさえすれば、
自分はこんな状況にはいないのに、と思うことの何倍も、
そこには小さなあたたかさがある。
つきない動力がある。
しゃかりになってねたんだり、
怒りをバネにしてがんばる人たちの肩に力の入っている
様子を見ると、私はいつでも
「こっちに来なよ。楽な上にちゃんと力がはいるから、
効率がいいよ〜」と思うのだった。